乾燥の原因
「油分(皮脂膜)」と「水分」がキーワード! 気づかぬうちにイジメてる生活パターン
お肌で1番乾燥しやすいのは手です。
最初に、手の生活パターンについて振り返ってみましょう。
私たちの手が生活の中で持つ役割は、とても働き者のひと言につきます。
お箸を使ってご飯を食べたり、文字を書いたり、荷物を持ったり、実に多くの働きをしているのが手です。
生活の中で万能な役割を持つ手だからこそ様々の受けるダメージも大きくなります。手だから乾燥に弱いのではなく、手にしかできない水仕事が多いことが最も大きな乾燥の原因になっています。
1日の中でも何度も手を洗い、家事などで水にさらしている時間が長いと、すぐに手はカサついて乾燥してしまいます。
さらに、お湯だと症状をもっと酷くします。
頻繁な水仕事によって皮脂膜がなくなってしまっているせいです。
また、ガーデニングや家庭菜園など土を触る仕事をした後は、手はガサガサになってしまいます。
これは、土の持つ吸着力により皮脂膜(油分)が奪われてしまっているためです。
ハンドクリームなどをこまめに塗って保護しておくことが大切です。
そして、冬など空気が乾燥し冷たい風が吹いている時など手がピリピリしてきたことはありませんか?
乾燥した空気によって水分が奪われてしまっているのです。
お肌にとって皮脂膜(油膜)は水分を保持していくためのバリア的存在です。そのバリアを奪われた肌は水分を失いやすくなります。
水分が蒸発した肌は乾燥により肌荒れしやすくなります。
これまで述べさせていただいたことは、そのままお顔にも当てはめられます。
思い当たるふしはありませんか?
1. 1日に何度も洗顔している(しかもお湯で)
2. ファンデーション(土と同じ粉状)などを毎日塗っている
3. お肌を大切にしてるつもりでもクリームを使わない
もう1度言わせていただきますが、手で述べてきたことは、そのままお顔にも当てはまります。
頻繁な洗顔やファンデーションなどで、お肌の皮脂膜(油膜)がなくなってしまい水分が奪われやすい状況こそが乾燥の1番の原因です。
日常生活の中で、手にとっては避けられないことであっても、お顔については心掛け次第です。
ここまで読んでいただいた皆様は、既にご理解いただけたと思いますが...
1. 1日に何度も洗顔を行わない(できれば適温の水で行う)
2. ナチュラルメイクを心掛ける
3. お肌自身の水分・与えた水分を閉じ込める目的でクリームを使う
以上の点はお肌の乾燥を防ぐための基本となります。
※注) 市場には高価なクリームはたくさんありますが、その基本である油分の成分には、ミネラルオイルなどの鉱物油が使用されている商品があります。
ミネラルオイルなどの鉱物油は肌に浸透しません。肌表面に油膜を作るだけなのでクリームに入っている有効成分も浸透しにくいと考えた方が良いと思います。
また、自分の汗と皮脂が混ざり合うことでできた皮脂膜とは全く性質が違い、ミネラルオイルは鉱物油ですので皮膚呼吸を妨げ毛穴を塞いでしまいます。
そうなると、次に起こる肌のトラブルがいくつも考えられますね!
「くすみ」「シミ」「黒ニキビ」こわいですね...
また、鉱物油を使用した化粧品を塗って日焼けをすると、お顔が黒ずんでしまうこともありますので注意してください。
乾燥対策やアンチエイジング目的で高価なクリーム(鉱物油系)を使用していれば、完璧に皮膚を塞いでいるのですから、しっとりとした使用感や保湿力が凄いのは当たり前です!
しかし、それと引き換えに実に多くのトラブルの原因となる可能性がありますのでご注意下さい。
当店では、サロンメニューのレディースシェービングやフェイシャルでも使用しているアラジンバイタルシリーズをお勧めしております。